研修内容

大評判!!離島研修

離島研修とは?

徳洲会病院は全国にあり、北海道から、奄美大島の笠利・瀬戸内、鹿児島の沖永良部・沖縄の宮古島、石垣島など島にもあります。住んでいる人がいたら、病気にもなるでしょう、病院はどこでも必要とされる存在です。しかし、島などの僻地では病院が少なく、医師などスタッフも少ないなど問題があります。薬剤師も例外ではありません。そこで当院ではグループ病院であることを強みに規模の大きい病院から僻地病院への応援があります。

どこの離島に行けるの?

宮古島

世界屈指の透明度を誇る海に囲まれた宮古島での2ヵ月間。病院薬剤部では入院指導、外来調剤、在庫管理、オンコール番と一通り学ぶことができ、加えて隣島の診療所との連携や薬剤の空輸時間を考慮しての発注など、離島ならではの状況も経験できます。また常勤の薬剤師と助手が居り、生活用品も直近の商店で一通り揃えられる点も安心。なので離島応援初心者への敷居が低く、とても魅力的な環境といえます。

石垣島

石垣島は飛行機でいける一番南の島で、石垣をターミナルにそこからフェリーで西表島や与那国島等の八重山諸島にいけます。私がいったのは1年目の3月の終わりにいきましたがちょうど、黒島というとなりの島で牛まつりがおこなわれており、なんと!!!牛1頭ゲット!!!とはいきませんでしたがたのしかったです。業務は常勤1名、応援1名と応援2名で仕事を回していました(2008年時)。仕事内容は内地の病院とほとんどかわらりませんが、基本は内服調剤、点滴調剤で病棟薬剤管理指導は退院時のみおこなっておりました(2008年時)。

奄美大島

3年目に2ヶ月間応援へ行かせて頂きました。薬剤師2名、調剤助手1名と小規模な薬局でしたが、在庫管理、新規薬剤の検討、医薬品管理など病院全体のさまざまな業務を少ない人数で行う為、苦労もありましたが大規模病院では出来ない経験をしたと思います。また他職種との距離も近く、全国から応援に集まった医師、看護師、コメディカルとの交流が盛んで大変勉強になりました。業務以外にも満点の星空の天体観測、鳥飯パーティー、ダイビングなど、素敵な体験が出来た2ヶ月でした。

沖永良部島

鹿児島の奄美諸島のさらに下にある島で、鹿児島本島よりも沖縄の方が近く、晴れていれば沖縄の北側がみえる島です。私がいったのは夏真っ盛りの時期でした。炎天下のなかなにもない農道を散歩していると、島の人が『暑いよ、車のってけえ、送ってくよ』と声かけてくれるそんな人情溢れる温かい島です。業務は常勤1名、パート薬剤師1名、助手1名と応援2名で仕事を回していました(2011年時)。仕事内容は内地の病院とほとんどかわらず、外来調剤はもちろんのこと、午前、午後と病棟薬剤管理指導もおこなっております。

離島研修の感想

私は薬剤師2年目に島根の出雲病院、3年目に奄美大島の瀬戸内病院、4年目は沖縄の宮古病院にそれぞれ2カ月間応援に行きました。どれも困ったのは病棟での服薬指導でした。患者の年齢も高く、100歳の患者もいる中での指導は方言が強く、通訳が欲しいとおもうほどでした。でも患者やほか病院のスタッフの方々にゆっくりしゃべってもらったり、通訳してもらうなどして業務をしていきました。地元の人ともレンタカーを借りた縁で仲良くなるなど、薬剤師として勉強になることもある中、人とのつながりを実感できる良い経験ができました。後輩にはぜひ応援に行って欲しいと思っています。

新人研修

チューター制度

基本的には、1対1で、2年目の薬剤師がチューターとなります。新人用に「交換ノート」を準備しており、教わったことや疑問に思ったこと、自分で勉強したことを書き込みむとチューターが添削してくれます。チューターを2年目にしているので、「ベテランの先輩には聞きにくいな」といった質問でも気兼ねなく聞くことができます。またチューターの方も、質問をされることで、知らなかったことを調べなおすきっかけとなります。
1年間の教育スケジュールはおおまかに決まっていますが、不明な点が残ったままにならないように、チューターとともに新人教育を行っています。

新人薬剤師の感想

研修期間が終了し、入社して4ヶ月が経過しました。調剤業務や高カロリー輸液の調製の他に、最近では抗がん剤のミキシングや病棟活動も行い、活動の場が少しずつ広がってきました。しかし、まだまだ駆け出しの薬剤師なので、わからないことや失敗してしまうことが多くあります。そのような時でも、多くの先輩方から温かくも厳しい言葉をかけていただけるので、日々の励みや自己成長に繋げることができました。
様々な業務に早期から挑戦させて頂ける職場なので、とてもやりがいを感じています。

合同研修

関東ブロックの新人薬剤師が集まり研修があります。今年の新人研修は午前は先輩薬剤師による中毒やTMAT、糖尿病など様々な講義がありました。午後は各病院の新人による自病院の紹介と自己紹介。それぞれの病院の特色が出た発表でした。またグループディスカッションでは患者さんからの問い合わせに関しての対応を話し合い、発表をしました。夜は他病院の同期と仲を深められるような交流の場もあり、1日を通して今後につながるような研修でした。

中堅研修

入職し、しばらくすると自分が後輩を迎え指導をしなくてはいけない立場が訪れます。その時、不安や戸惑いがついてくるものでしょう。徳洲会ではそのような年代の職員を対象に中堅研修としてリーダーシップ研修、コーチングスキル研修などを行い、その立場に必要な技術、知識を教えてくれます。その研修を受けスキルアップした先輩に指導される新人もより良い教育を受けることができるのです。また、研修を通して築かれたグループ内の横の繋がりもかけがえのないものとなります。

交換研修

私たちの病院では、徳洲会グループの病院と連携して、お互いに他病院へ研修に行くことができます。研修先で自分たちの病院にない業務に触れ薬学の知識を深めたり、他病院から研修で来る薬剤師と話をすることにより、お互いに刺激を受け薬剤師として高め合っています。また交流ができて、今後の薬剤師としての活動の幅が広がる人も多くいます。このように交換研修のシステムが整っていることは当院(当グループ)の魅力の一つだと思います。

勉強会

定例勉強会

当院薬剤部では、日本薬剤師会・病院薬剤会の認定制度を薬剤師全員が目指して、研修会や学会への発表や参加を積極的に行っています。
日々の業務の成果や症例ごとの問題点や共有するべき事例を病棟のチームごと毎月発表し、議論をする場を設けて薬剤部全体の知識や経験の向上をはかっています。
また病棟の看護師や研修医向けにも注意して欲しいことや要望に応じた勉強会や研修会を行っています。

プレアボイド

薬剤師はチーム医療における医師と協働し臨床薬剤業務を行っています。プレアボイド報告はチーム医療に参画した薬剤師の成果報告でありエビデンスと言うことも出来ます。当院では定期的にプレアボイド報告会を行い、日本病院薬剤師会へ報告しています。また神奈川病院薬剤師会より優秀賞として高く評価された事例もあり、当院のプレアボイド報告は病院内にとどまらず高く評価されていると自負しております。

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